「抱っこしていれば静かなのに、置いた瞬間に大泣き…」そんな毎日に、心も体も疲れ切っていませんか?
家事は進まず、腕や腰は痛くなり、「抱き癖がついたのかな」「甘やかしすぎ?」と不安になることもあるでしょう。周りから何気なく言われた一言に、さらに落ち込んでしまうこともあるかもしれません。
この記事では、赤ちゃんが抱っこを求める理由や、少しでもラクになる工夫についてわかりやすく解説します。今の大変さを「意味のある時間」と思えるヒントを見つけていきましょう。
抱っこじゃないと泣くのはなぜ?
赤ちゃんにとって抱っこは、「安心できる場所」そのものです。ママやパパの体温、匂い、心臓の音、呼吸のリズム。これらは赤ちゃんがお腹の中にいたときから慣れ親しんできた感覚であり、抱っこされることで本能的に安心します。まだ自分で環境を理解したり、不安を言葉にしたりできない赤ちゃんにとって、抱っこは安全確認のようなものです。
また、生後数か月頃からは少しずつ周囲の変化を感じ取れるようになり、不安も芽生え始めます。視界に親の姿が見えなくなるだけで、「いなくなった」と感じて泣いてしまうこともあるでしょう。これは成長の証でもあり、親との信頼関係が育っている証拠でもあります。
「抱き癖」は本当にあるの?
「抱っこしすぎると抱き癖がつく」と心配になる方は多いですが、現在では抱き癖という考え方はあまり重視されていません。たくさん抱っこされ、泣いたら来てくれると学ぶことで信頼感が育ちます。この安心の土台があるからこそ、成長とともに親から離れていく力がついていきますよ。
むしろ、安心が足りないと不安が強まり、より抱っこを求めることも。抱っこは甘やかしではなく、心を満たす大切な時間です。
もちろん、親の体力には限界があります。だからこそ「できる範囲で」「頼れるものは頼る」ことが大切です。抱っこを求めるのは、信頼している証。今は安心をたくさん貯めている時期なのだと、少しだけ前向きに捉えてみてくださいね。
抱っこが少しラクになる工夫
抱っこを求められる時間が長いと、どうしても体力も気力も削られてしまいます。まず取り入れたいのが、抱っこ紐やスリングの活用です。両手が空くだけでも家事や上の子のお世話がしやすくなり、身体への負担も分散されます。無理に素手で抱え続けなくて大丈夫です。
また、赤ちゃんが安心しやすいルーティンや安心グッズを取り入れるのも効果的です。決まった音楽、タオル、寝る前の流れなどを繰り返すことで、「抱っこ以外でも安心できる時間」を少しずつ増やしていけます。
置くときにはコツもあります。布団をあらかじめ温めておく、体を密着させたまま数秒キープしてから離れるなど、ちょっとした工夫で成功率が上がることがあります。
そして、パートナーとの分担も忘れないようにしましょう。「自分しか泣き止ませられない」と思い込まず、少しずつ他の人にも抱っこを任せてみてください。赤ちゃんは時間をかけて、いろいろな人の抱っこに慣れていきますよ。
抱っこがどうしてもつらいときは
それでも、どうしても抱っこがつらい日もあります。泣き止まない赤ちゃんを前にすると、「自分がダメなんじゃないか」と思ってしまうこともあるでしょう。でも、泣くこと=親の失敗ではありません。
もし気持ちが限界に近づいたら、赤ちゃんを安全な場所に寝かせて、少し離れて深呼吸をしても大丈夫です。数分気持ちを整えるだけでも、対応の仕方は変わります。
家族や友人、地域のサポートなど、頼れる手も探しましょう。抱っこを代わってもらうだけで、心が軽くなることもあります。抱っこを求める今の時期は、永遠には続きません。少しずつ、必ず変化していきます。つらいときは「今は安心をためている時間」と思い出してくださいね。
まとめ
抱っこじゃないと泣き止まないのには、きちんと理由があります。赤ちゃんにとって抱っこは安心そのものであり、「そばにいてほしい」「安心したい」という大切なサインです。
不安や眠気、刺激の多さなど、背景にはさまざまな要因がありますが、まずは「抱っこを求めるのは信頼の証」と認識しましょう。抱き癖を過度に心配する必要はなく、たくさんの安心はやがて自立へとつながっていきます。
とはいえ、親の体力や心にも限界があります。抱っこを求める時間は永遠ではないため、無理のない方法を取り入れて周囲の人に頼ることも検討してみてください。

